第76・77回一水会展に出品した作品を、コメントとともに載せたいと思います。絵はクリックで拡大して見ることが出来ます。
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第76回一水会展の作品
題名『 佇む 』 F100 三戸呂三都子
この作品は、近所の蓮池にびすたりライフ利用者さん達と出かけた時の様子を描いたものです。おばあちゃんは蓮の花を見上げています。お歳をとって小さくなったおばあちゃんを表現するため蓮を大きく描きました。そのアンバランスさが気に入っています。
絵には随所に着物生地を貼っています。おばあちゃんの視線と帽子の色選びには最後まで悩みましたが、それも楽しかったです。いつも夜中に描いているのですが、知らず知らずのうちに空が白んできて夜が明ける様も何とも言えない至福の時でした。
第77回一水会展の作品
題名『 望 』 F100 三戸呂三都子
夏に、友達が可愛い葵ちゃんと一緒に遊びに来てくれました。早速、蓮池に連れて行ってモデルをお願いしました。
目がクリクリの可愛い葵ちゃんでしたが敢えて後ろ向きで、蓮を眺めてもらいました。私は何となく、背中にその人の人生を感じて魅力に思えてくるのです。・・・と言いながら、まあ~るい背中の表現に苦戦しましたが、何とか仕上がって、この絵は今、葵ちゃんのおばあちゃんちの玄関に掛かっています。
第76回一水会展の作品「佇む」の絵の中のおばあちゃんが、新潟の黒岩秩子さんのお母様の後ろ姿と似ているということから、ケアハウス桐鈴会の玄関に飾っていただけることになりました。
皆様の助けを借り、なんとか設置できました。末永く、施設の利用者さんや職員の方々に愛されますように・・・
この絵の本当のモデルは、びすたりライフに通所して頂いていた松澤美智子さんです。お料理上手で小柄な可愛らしいおばあちゃんでした。青空に浮かぶ蓮の花を見上げながら何を想っているのかしら・・?
それから往還堂へいき、お堂の天井絵「星雲こども曼荼羅」を見物。
この絵は2012年8月に、こども園の子供達と絵の具遊びをしながら作成しました。数年経っても色彩が変わらず、当時を思い出して’’パシャリ’’!
2月22日(日)、今年度よりスタートした「大町冬期芸術大学」。その成果発表パフォーマンスの舞台衣装を今回製作させていただきました。
・「大町冬期芸術大学」、詳しくは以下のページをご覧ください。
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息子の不要になったTシャツを5枚継ぎはぎして作りました。着物のような袖と全体のアンバランスさが気に入っています。
舞台衣装という設定だったので娘の黒のジャンバースカートを思いっきりリメイクしてみました。しかし、パフォーマーの方が瞬時に衣装替えをしないといけないということでこの衣装は不採用になりました。
若い可愛い娘がどうしても欲しい!といって下さり日の目を見ました。パーティにはピッタリだと思いますよ!
昔、こんなにおしゃれな着物を着ていた人がいたんだァ~…とビックリ!!
ヌードデッサンの時にモデルさんが一枚の布を身体に巻きつけていたのを思い出して、これなら、短時間で衣装替えが出来ると思い作りました。
パフォーマーの方がとても上手に着こなしてくださり感謝です。